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Apr 24, 2023

ギリシャ、国境の川で亡命希望者を救出へ:警察

ギリシャは日曜日、トルコとの国境の川で数日間立ち往生していると主張する数十人の難民申請者を救出すると発表した。

国民警察保護省の関係者はAFPに対し、「彼らを連れ戻すというわれわれの呼びかけにトルコ当局からの反応がないため、我々は彼らを救出する」と語った。

エブロス川地域から来たとされるメディアに送られたビデオによると、約80人のグループは主にイラクに本拠を置くクルド語を話す宗教的少数派ヤジディ教徒であると述べた。

動画の中でクルド語を話す男性は、グループが約6日間川の小島の1つに足止めされており、メンバーの数人が医療援助を必要としていると述べた。

近年、主にシリア、アフガニスタン、パキスタンからの数千人の移民が、西ヨーロッパに到達することを期待してトルコからギリシャに渡っている。

エーゲ海のパトロール強化により、ギリシャの島々に移民が到達することが難しくなっているため、ギリシャとトルコの自然な国境である川を渡り、密売業者に陸路で連れて行ってもらい、チャンスを狙う移民が増えている。

ギリシャは現在、6月25日の国政選挙を控え暫定政権下にある。

ヨアニス・サルマス暫定首相の上級判事事務所は日曜日早く、トルコ政府に対し「国境当局と連携し、不法入国を阻止する」よう訴えたと述べた。

暫定首相の声明は、「ここ数日、エヴロス川の水位が低下しているため、ギリシャとトルコの領土を構成する小島を利用した移民の不法横断が助長されている」と述べた。

「そのような島では、最終的に約80人の移民がギリシャセクションに行き着いた」と付け加えた。

木曜日には、約140人の難民申請者からなる別のグループが川を渡った後、ギリシャ領内で捕らえられた。

6月25日に政権に復帰する可能性が高い前保守的なギリシャ政権は、川沿いにある高さ5メートルの鉄柵を35キロ(22マイル)延長することを決定した。

フェンスの長さは現在38キロだが、アテネは1年以内に延長を実施し、2026年までに合計100キロを追加することを目指している。

バーズJPH/CW

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